アトピー性皮膚炎 皮膚再生 ■石油系軟膏 ■食事 ■日常生活 ■デトックス 

アトピー性皮膚炎

私たちにできること・・・・「なぜアトピーになられたのですか?」
私たちができる領域は@スキンケア  A漢方薬、サプリメントなどによる全身症状への手助けB心身に対する心のケア C生活指導していくことが出来ます。
皮膚炎を起こすには必ず原因があります。 その原因を100%見出すことは無理ですが、血液検査、生活環境などの情報からそれらを探り出しアドバイスをし、対応していきます。患者さん自身にも「アトピー」という病気を勉強して頂き、患者さんとしっかり二人三脚で治していきましょう!
アトピーの原因と程度を知るための血液検査

アトピー性皮膚炎は決して難しい疾患ではありません。原因が個人ごとで違いさらに複雑化して、いわゆる糸が絡み合っているような状態なのです。よって、その糸をほどといていくことが必要です。

1)血液検査
検査の種類は、@一般血液検査 A保険適応内アレルゲン検査(IgE数値必須)
☆血液検査から見えること
白血球分類は、好酸球、好中球、好塩基球などの顆粒球の合計が60%、リンパ球35% 単球5%(合計100%)が精神的にも安定した健康状態です。
アトピー性皮膚炎の原因 

心因性
  • 心と体のストレスは一定の限度を超えた場合
  • 特に自覚しないストレス状態が続く場合
  • 薬の使用
  • 長年のステロイド外用薬又は石油系の油で出来ている保湿剤
  • 抗アレルギー剤の内服
  • 自然物質
  • 夏場のエアコンや冬場の外気による乾燥、梅雨時の多湿や暑い、寒い、 温かい、熱い、冷たいといった温度変化
  • 日光アレルギー(日光や汗)
  • 金属アレルギー
  • 金属製品(ピアス、ネックレス、イヤリング、腕時計、指輪、歯の詰め物)
  • ゴム製品(手袋、ブーツ、ゴムバンド、消しゴム、サンダル)
  • 日用品  (化学洗剤、化粧品、口紅、毛染め、香水、整髪料、歯磨き剤)
  • 食物アレルギー又は複合の場合があります。

    皮膚再生のしくみ
    アトピー性皮膚炎の皮膚は、健常者と比べて皮膚機能バリアが未熟のため、 皮脂が少なくキメが粗いため乾燥しやすく、アレルゲンの侵入を簡単に許してしまい炎症を起こしてしまいます。正常な皮膚が生まれるためにはどうすればよいのでしょう? それには7つの条件が必要です。
    @清潔であること A抗菌して、悪化の原因となる黄色ブドウ球菌などの繁殖を抑え、弱酸性の肌環境を保つこと。 B炎症があるときは掻き壊しによる皮膚破壊を避けるため消炎が必要です。 C熱があるならば、やさしく熱をとります。D乾燥によって再炎症を起こすため、保湿します。E掻き傷を速やかに修復させます。F水分を逃がさないよう保護し、外部からの刺激から保護します。個々変化する症状に応じてスキンケア対応することが大切なのです。
    石油系の軟膏も危険
    ワセリン、プロペト、サンホワイト、アズノール、ザーネ、フルコート、ヒルドイドなどは石油系の油で作られているためカバー力は強いものの毛穴までふさいでしまうため長期使用で皮膚トラブルの原因となります。ワセリン、さらに精製度を高めたプロペトやサンホワイトは石油から得た炭化水素類の混合物を精製したものです。これが日光に当たると、紫外線により酸化されて皮膚の刺激となり黒ずみを生じる原因です。保護力が強い代わりに結局毛穴までふさいでしまいます。ステロイドは使用していなくても、長年のワセリン使用などで皮膚が固くなり黒ずんだ状態になる。
    皮膚トラブルとアトピー性皮膚炎の人の食事
        アトピー性皮膚炎に影響しうる主な仮性アレルゲン
    仮性アレルゲンとは食物に含まれるタンパクなどのアレルゲンと同様食物の中に存在し、アレルギー症状によく似た症状を誘発すると言われています。免疫細胞が人間に侵入してきた異物に対して攻撃をするために、ヒスタミンやセロトニンなど化学物質を放出しますが、これが直接気管や皮膚、目や鼻に作用して諸々のアレルギー反応を生じることになります。これらヒスタミンやセロトニンなどを食物自体が含み、それを摂取することで、その化学物質の薬理作用により、人体の免疫システムを介さず直接アレルギー症状が現れます。
    1.薬理学的物質(血管作動性物質)
    1)ヒスタミン ほうれん草、トマト、なす、とうもろこし、セロリ、たけのこ、えのきだけじゃがいも、豚肉、牛肉、鶏肉、チーズ、ワインなど
    2)コリン トマト、なす、たけのこ、ピーナツ、山芋、里芋、そば、くりなど
    3)セロトニン トマト、バナナ、パイナップル、キウイなど
    4)ノイリン 塩漬けのサケ、冷凍のタラ、古くなったサンマ、真カレイなど
    5)トリメチラミン イカ、カニ、エビなどの甲殻類、貝類、軟体動物、サメ、タラ、カレイ、スズキなど
    6)チラミン チーズ、ニシン酢漬け、アボガド、オレンジ、バナナ、トマトなど
    7)フェニールエチルアミン  チョコレート、赤ワイン、チーズなど
    8)トリプタミン トマト、プラムなど

    2.食品添加物
    1)着色料(タートラジン、サンセットイエロー、アマランス、 ニューコクシン) 清涼飲料水、漬物、和様菓子、飴など
    2)保存料(安息香酸ナトリウム、バラベン類) キャビア、清涼飲料水、醤油、酢 、マーガリン、シロップなど
    3)発色剤(亜硝酸塩) 食肉製品、魚肉ハム、ソーセージなど
    4)漂白剤(亜硝酸水素ナトリウム) かんぴょう、こんにゃく、ゼラチンなど
    5)着香料(ペンジルアルコール) 多くの食品

    <基本>
    • アトピーの人は牛乳、乳製品は避けましょう。
    • 白砂糖を全廃し、オリゴ糖に代えるなどして下さい。(ケーキ、シュークリーム、アイスクリーム  清涼飲料水)はなるべく摂らないようにしましょう
    • 化学調味料、食品添加物、保存料の入った加工食品はなるべく避けましょう。 (ハム、ソーセージ類、インスタントラーメン、レトルト食品)
    • 大根等の根菜類、キャベツ等の葉菜、かぼちゃ等、野菜をバランスよく摂り、芋類の多食はなるべく避けて下さい。(生野菜よりも煮物、お浸しとして摂る方が良いです。)
    • ワカメ、ひじき、昆布等の海藻類は積極的に摂って下さい。
    • 必ず1口の咀嚼を最低30回噛むようにしてください。
    • 油類、油の多い食品(バター、チーズ、マーガリン、マヨネーズ、天ぷら、ポテトチップス等スナック菓子、おかき、ピザはなるべく避けて下さい。
    • 肉類はなるべく避けて下さい。
    • ナス、トマト、フキノトウ、ぜんまい等のアクの強いものも、避けた方が良い食品です
    • 果物は良いですが、糖分が多いので摂りすぎないよう気を付けてください。
    皮膚トラブルとアトピー性皮膚炎で気をつけたい日常生活
    • 食事は揚げ物やバター、チーズ、パンなど洋食系のものは避け、和食中心の食生活に切り替えます。良く噛んで(1口30回の咀嚼)特にパンをやめて下さい。
    • 清潔を心がけ入浴は毎日しましょう。日頃シャワーで済ます入浴はやめましょう。
    • ハウスダストに反応する人は室内にぬいぐるみやじゅうたんを避け、風通しをよくしてカーテンも月に1度の洗濯をお勧めします。
    • ストレスとは上手につきあい、気分転換ができる趣味やスポーツを楽しみましょう。
    • 睡眠は22時〜4時に熟睡時間をとれるようにしましょう。この時間に睡眠を摂ることはホルモンバランスを安定させ、傷の回復が早くなります。特にお子様は、8~9時までに就寝する習慣を心がけます。
    • スキンケアは肌へ負担のない物を選び、皮膚表面の傷口回復を手助けし、乾燥させないように努めます。安全性の高いボディソープや保湿クリーム、その時点にあったサプリメントなどを選択し、毎日のスキンケアを心がけて下さい。また皮膚の状況に合わせて使い分けることが必要ですので皮疹の変化に注意して、その都度ケア法についてご相談ください。細かいスキンケア法をご指導します。
    衣類に残ってしまう界面活性剤が、肌トラブルの原因のひとつです

    普段、直接に触れている衣類に残留している洗濯洗剤が、肌トラブルの原因を引き 起こしていることをご存知ですか? 何気なく選んでしまっている洗濯洗剤に、もう少し注意を向けてみませんか? 市販のほとんどの洗剤は、界面活性剤を洗浄剤として使用しています。 これが肌トラブルの原因となっています。

    ☆界面活性剤が汚れを落とすしくみ

    界面活性剤は「浸透作用」「乳化作用」「分散作用」という3つの作用を持っています。 これら3つの作用が、衣類についた油汚れなどのしつこい汚れも落とします。 界面活性剤を入れた水であれば、「浸透作用」の働きで、水をはじきやすいウールなど の繊維でも簡単に浸み込みます。このため、皮膚からも非常に浸透しやすくなっています。

    @何度すすいでもすすぎ残しが衣服に残留

    洗濯機にある「すすぎ」の機能には「注水すすぎ」と「ためすすぎ」があります。実は そのどちらの方法を用いてすすいでも、合成洗剤は一定量、衣類に残留することが わかっています。この残留した成分が界面活性剤です。衣類に残留した界面活性剤が 汗に溶け出して、いっそう肌に付着しやすくなります。また柔軟剤にも界面活性剤が 使われていますので、顔を拭くたびに界面活性剤をつけていることになります。

    A肌に浸透して、かゆみ肌荒れの原因になり環境へ悪影響を・・・・!

    洗濯が終わった衣類に付着しているすすぎ残しの界面活性剤には浸透作用があるので、肌の傷などの隙間から体内に侵入します。界面活性剤は水分と脂質からできた皮脂にも容易に混ざり、皮膚のバリアを破壊します。特にアトピー性皮膚炎の肌は炎症やかき傷があるので、皮膚に入り込みやすくこの時にむずむずとした痒みが起こります。河川などに流れ出ると自然分解が 困難な物質で、毒性もあり、魚などの水棲生物に影響を与えるので問題になっています。

    アレルギーの方のデトックス

    月に2回アレルギーの方対象にデトックスを行っています。

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    お気軽にご相談ください。

    スタッフは女性だけなので気軽に健康相談ができます。漢方相談はもとより、エステ、リンパマッサージなど幅広く対応。思わず時間を忘れて長居してしまう居心地の良いお店です。

    薬剤師 尾ア 秀子

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